格闘ゲームを始めるとき、
「パッドでいいのか」
「アケコンを買ったほうがいいのか」
「今ならレバーレスのほうがいいのか」
と迷う人は多いと思います。
自分はストリートファイターIVの頃から格闘ゲームを始め、メルティブラッド、P4U、GUILTY GEAR、電撃文庫 FIGHTING CLIMAX、KOF、サムライスピリッツ、BBTAG、ストリートファイター6など、10年以上にわたってさまざまなタイトルを遊んできました。
その間、長く使っていたのがHORIのREAL ARCADE Pro.V HAYABUSA、いわゆるRAPです。
RAPは約10年間使い、その後はPUNK WORKSHOP PWS FS-24へ乗り換えています。
今回は、長期間アケコンを使ってきた経験から、実際に感じたメリット・デメリットや、初心者がアケコンを選ぶのはどうなのかについて紹介します。
結論:複数の格ゲーを遊ぶならアケコンは今でも無難な選択肢だと思う
最初に結論を言うと、自分は今でも、
「これから複数の格闘ゲームを遊ぶかもしれない」
という人なら、アケコンはかなり無難な選択肢だと思っています。
もちろん、現在はパッドやレバーレスという選択肢もあります。
自分はレバーレスを実際に使った経験がないため、アケコンとどちらが優れているとは言えません。
ただ、自分自身は10年以上アケコンでさまざまな格闘ゲームを遊んできて、タイトルが変わっても大きく困ることはありませんでした。
そのため、
「まだ遊ぶゲームが決まっていない」
「いろいろな格ゲーを触ってみたい」
という段階なら、個人的にはアケコンを候補に入れていいと思っています。
アケコンを選んだ理由はゲームセンターで見慣れていたから
自分が最初に格闘ゲーム用デバイスとしてアケコンを選んだ理由は、かなり単純です。
昔からゲームセンターで格闘ゲームの筐体を見ていたため、
レバーと大きなボタンで操作するのが格闘ゲーム
というイメージが強くありました。
そのため、家庭用で格闘ゲームを始めたときも、アケコンの形はかなり直感的でした。
もちろん、最初から思い通りに操作できたわけではありません。
それでも、
「このレバーでキャラクターを動かす」
「このボタンで技を出す」
という仕組み自体は分かりやすく感じました。
それ以上に個人的に大きかったのは、アケコンを使うと格ゲーをやっている感が強いことです。
これは性能とは関係ありませんが、趣味としてゲームを続けるうえでは意外と大事でした。
最初は操作に苦戦したが、アケコンだけの問題ではないと思う
初めてアケコンを使ったときは、もちろん少し苦戦しました。
レバーで正確に方向入力をしたり、必殺技のコマンドを出したり、複数のボタンを使い分けたりする必要があります。
ただ、今振り返ると、これはアケコンだから難しかったというより、格闘ゲーム自体に慣れていなかった影響が大きかったと思っています。
初めて格闘ゲームを触る人なら、どのデバイスを使っても最初はある程度操作に苦戦するのではないでしょうか。
そのため、
「アケコンは難しそうだから初心者には向いていない」
とまでは自分は思いません。
最初に少し慣れる必要はありますが、それは格闘ゲームそのものを覚える過程の一部だと感じています。
アケコンのメリットは直感的に操作しやすいこと
自分にとって一番大きなメリットは、やはり操作の分かりやすさです。
左手でレバーを操作し、右手で複数のボタンを押す。
ゲームセンターの格闘ゲームと同じような形なので、自分にはかなり自然でした。
特に複数の格闘ゲームを遊ぶ場合でも、基本的な操作方法は大きく変わりません。
ゲームごとにボタン配置を調整することはあっても、
「レバー+複数ボタン」
という基本形はそのまま使えます。
自分が10年以上アケコンを使い続けられた理由のひとつでもあります。
アケコン・パッド・レバーレスの違いについては、「アケコン・レバーレス・パッドの違い|格ゲー初心者におすすめなのは?」でも詳しく紹介しています。
「格ゲーをやっている感」があるのも大きな魅力
かなり感覚的な話ですが、自分にとってはこれも重要です。
アケコンを膝に置いて、レバーとボタンを操作する感覚は、やっぱり格闘ゲームらしさがあります。
実際のゲーム性能とは直接関係ありません。
ただ、自分の場合はこの感覚が好きだから長く使ってきた部分もあります。
デバイスは毎回触るものなので、
「使っていて楽しいか」
という要素も無視できないと思っています。
性能だけを比べれば別の選択肢が合う人もいると思いますが、自分にとってアケコンは格ゲーを遊ぶ楽しさの一部になっています。
約10年使えたので耐久性にはかなり満足している
長年使ってきて特に印象に残っているのが、RAPの耐久性です。
自分は約10年間使いました。
最終的には筐体の爪が破損したり、配線やボタン周りに不具合が出たりして買い替えることになりましたが、それまで長期間使うことができました。
そのため、購入時の価格だけを見るとアケコンは安くありませんが、自分の場合は十分すぎるほど元が取れたと感じています。
もちろん、すべてのアケコンが10年使えるという意味ではありません。
扱い方や使用頻度、製品によって耐久性は変わります。
ただ、自分の経験では、乱暴に扱わず普通に使っていれば、長く付き合えるデバイスだと感じました。
一番のデメリットは音が大きいこと
逆に、アケコンを長く使ってきて一番気になるデメリットは動作音です。
レバーを動かしたときの音、ボタンを叩いたときの音は思っている以上に響きます。
特に夜間や、家族と同居している環境では気になることがあります。
集合住宅なら隣人への配慮も必要になるかもしれません。
自分が以前使っていたRAPの通常ボタンも、操作音はかなりありました。
そのため、音を出しにくい環境で使うなら、
静音レバーや静音ボタンへ交換する、あるいは最初から静音仕様のアケコンを選ぶ
という方法を考えたほうがいいと思います。
現在使っているPWS FS-24は標準状態でもボタンが比較的静かで、夜に使うときはこの違いをかなり感じます。
PWS FS-24を実際に使った感想については、「PWS FS-24を使った感想|RAPを約10年使った自分が感じた良い点・気になる点」で詳しく紹介しています。
大きさや重さはデメリットにもメリットにもなる
アケコンはパッドと比べるとかなり大きく、重量もあります。
そのため、収納や持ち運びを重視する人には不便に感じる可能性があります。
一方で、自分はこの重量が操作中の安定感につながっているとも感じます。
特にRAPはある程度の大きさと重さがあったため、プレイ中に本体が動きにくく、かなり安定していました。
現在使っているPWS FS-24はコンパクトで持ち運びやすくなった反面、膝に置いたときの安定感ではRAPのほうが好みでした。
このあたりは単純に、
軽いほうが良い、大きいほうが悪い
とは言えない部分です。
自分のプレイ環境に合わせて考えるのがいいと思います。
自分は机置きより膝置きが好み
アケコンをどこに置くかについては、自分は膝置きが好きです。
膝の上に置いて、そのまま両腕を自然に下ろして操作する形が自分には合っています。
ただし、これは完全にプレイ環境や好みの問題です。
机の高さや椅子の位置によっては机置きのほうが楽な人もいます。
逆に机が狭かったり、モニターとの距離を取りたい場合は膝置きのほうが使いやすいこともあります。
そのため、
「アケコンは膝置きが正解」
というより、自分が長時間プレイしても疲れにくい位置を探すのが一番だと思います。
パーツを交換できるのもアケコンの面白さ
アケコンは製品によって、レバーやボタンを交換できます。
自分もRAPの純正レバーを交換して、斜め入力がしやすくなったように感じました。詳しくはレバー交換で操作感は変わる?RAPで試した感想にまとめています。
自分の場合、特に気になるのは静音性です。
通常のパーツでは音が大きい場合でも、静音レバーや静音ボタンへ交換することで、使用環境に合わせることができます。
また、現在使っているPWS FS-24では24mmボタンを使っていますが、以前のRAPとはボタンサイズが違うことで操作感もかなり変わりました。
ボタンサイズについての実体験は、「アケコンのボタンは小さい方が押しやすい?RAPからPWS FS-24に変えて感じた違い」で紹介しています。
こうしたパーツ交換やカスタマイズが好きな人にとっては、アケコンそのものを自分好みにしていく楽しさもあると思います。
初心者でもアケコンを選んでいいと思う
格闘ゲーム初心者が最初からアケコンを買うことについて、自分は特に問題ないと思っています。
最初は操作に慣れる必要があります。
ただ、自分自身も初心者の頃からアケコンを使い、そのまま10年以上格闘ゲームを続けてきました。
特に、
これから複数の格闘ゲームを遊んでみたい
という人なら、個人的にはアケコンはかなり無難だと思います。
ストリートファイターだけでなく、GUILTY GEAR、KOF、サムライスピリッツなど、自分はいろいろなゲームを同じタイプのアケコンで遊んできました。
もちろん、最初からレバーレスを選んでもいいですし、パッドが一番手に馴染む人もいます。
最終的には自分が使いやすいデバイスが一番です。
ただ、
「まだ自分に何が合うのか分からない」
という段階で、昔ながらの格闘ゲームらしい操作感を求めるなら、アケコンは今でも十分候補になると思っています。
アケコンが向いていると思う人
自分の経験では、ゲームセンターのような操作感が好きな人、複数の格闘ゲームを遊びたい人、レバー操作そのものが好きな人、長期間同じデバイスを使いたい人にはアケコンが合いやすいと思います。
一方で、操作音をできるだけ出したくない人や、持ち運びを最優先したい人には、そのままだと少し扱いづらい可能性があります。
その場合はコンパクトなモデルや静音仕様を選ぶことで、かなり使いやすくなると思います。
まとめ:10年以上使っても自分はアケコンを選んでよかったと思う
自分は格闘ゲームを始めた頃からアケコンを使い、RAPだけでも約10年間使用しました。
最初は少し操作に苦戦しましたが、長く使ううちに完全に自分の中の標準的な操作方法になりました。
アケコンの良かったところは、ゲームセンターで見慣れた形で直感的に操作しやすく、何より格闘ゲームを遊んでいる感覚を強く楽しめることです。
一方、一番気になるのは操作音です。
家族や隣人への音が気になる環境なら、静音パーツや静音仕様の製品を検討したほうがいいと思います。
また、アケコンは決して安いデバイスではありませんが、自分の場合はRAPを約10年間使えたため、十分以上に元が取れました。
今でも、
「これからいろいろな格闘ゲームを遊んでみたいけど、どのデバイスを選べばいいか分からない」
と聞かれたら、自分ならまずアケコンを候補として勧めます。
どのデバイスにも向き不向きはありますが、10年以上使ってきた自分にとって、アケコンは今でも非常に馴染みのある格闘ゲーム用デバイスです。
