アケコンを選んでいると、製品によってボタンの大きさや配置が違うことがあります。
ボタンが小さければ、
「指を動かす距離が短くなって押しやすそう」
「素早く反応できそう」
と感じる人もいると思います。
自分もPUNK WORKSHOPのPWS FS-24を購入するときは、同じように考えていました。
それ以前はHORIのREAL ARCADE Pro.V HAYABUSAを約10年間使っており、現在はPWS FS-24でストリートファイター6、GUILTY GEAR -STRIVE-、餓狼伝説などをプレイしています。
実際に24mmの小さいボタンへ変えてみると、確かに慣れてからはとっさの入力が少し速くなったように感じることもあります。
ただ、自分の場合はそれ以上にボタン同士の距離感が変わったことによる違和感のほうが大きく、特に同時押しは明確にやりにくくなりました。
この記事では、長年使っていたRAP.V HAYABUSAからPWS FS-24へ乗り換えて感じた、ボタンサイズによる操作感の違いについて紹介します。
- 結論:小さいボタン=押しやすいとは限らなかった
- RAP.V HAYABUSAを約10年間使っていた
- FS-24を選んだときは「小さいほうが押しやすそう」と思っていた
- 中攻撃を押したつもりで強攻撃を押してしまう
- ホームポジションも少し窮屈に感じる
- 一番やりにくくなったのは同時押し
- 追加ボタンに同時押しを割り当てて対応している
- 慣れてくると、とっさの入力が少し速くなった感覚はある
- ボタンサイズ以上に「慣れ」の影響が大きかった
- 手が大きい人はボタンサイズも確認したほうがいい
- 次に買うならPWS FS-30を試してみたい
- どんな人なら24mmボタンが合いそう?
- 大きめのボタンが合いそうな人
- まとめ:小さいボタンが合うかは手の大きさと慣れ次第
結論:小さいボタン=押しやすいとは限らなかった
最初に結論を言うと、自分の場合はボタンが小さくなったことで操作しやすくなったとは感じていません。
むしろ乗り換えた直後は、
- 違うボタンを押してしまう
- とっさの反応入力でミスする
- 同時押しがしにくい
- 指を置いている位置が窮屈に感じる
といった違和感がかなりありました。
原因として大きかったと思うのが、約10年間同じアケコンを使っていたことです。
長年使っているうちに、自分が意識している以上にボタン同士の距離を指が覚えていたのだと思います。
PWS FS-24へ変えたことでその距離感が変わり、以前と同じ感覚で指を動かすと入力がズレるようになりました。
RAP.V HAYABUSAを約10年間使っていた
自分が格ゲーを始めたのはストリートファイター4からです。
その頃からREAL ARCADE Pro.V HAYABUSAを使い続け、最終的には約10年間使用しました。
RAP自体には大きな不満がなく、ボタンの大きさについても特に意識したことはありませんでした。
長期間使っていたことで、
「この位置にこのボタンがある」
という感覚が完全に手に染みついていたのだと思います。
最終的にはボタンを固定する爪が壊れたり、断線によって使えないボタンが増えたりしたためPWS FS-24へ買い替えました。
FS-24を選んだときは「小さいほうが押しやすそう」と思っていた
PWS FS-24を選んだとき、24mmボタンだから購入したわけではありません。
ただ、
「ボタンが小さければ指を動かす距離も短くなって、押しやすくなるかもしれない」
という期待はありました。
実際、理屈だけで考えればボタン同士の距離が近くなれば、指の移動量も少なくできます。
ところが自分の場合は、乗り換えてすぐにそのメリットを感じることはありませんでした。
むしろ、それまで使っていたボタンとの距離感の違いに慣れるほうが大変でした。
中攻撃を押したつもりで強攻撃を押してしまう
特に分かりやすかったのが、とっさに入力したときです。
普段はボタンを見ながら格ゲーをするわけではありません。
相手の動きを見ながら、
「ここで中攻撃」
と思った瞬間に、手が反射的に動きます。
ところがPWS FS-24へ変えた直後は、以前のボタン配置の感覚で指を動かしてしまい、
中攻撃を押したつもりなのに強攻撃を押してしまう
といったミスがかなりありました。
頭では新しいボタン配置を理解していても、反射的な入力では長年身についた距離感が出てしまいます。
使い始めてから時間が経った現在でも、とっさの操作ではたまに間違えることがあります。
ホームポジションも少し窮屈に感じる
ボタンを押す瞬間だけでなく、普段指を置いている位置にも違いを感じました。
PWS FS-24はボタンが小さいぶん、自分には全体的な配置も詰まって感じられます。
自分は手が大きめなので、以前のRAPと比べるとホームポジション自体が少し窮屈です。
これは単純に、
「小さいボタンだから悪い」
という話ではありません。
手の大きさによって感じ方はかなり変わると思います。
手が小さい人なら、逆にコンパクトな配置のほうが指を動かしやすい可能性もあります。
ただ、自分の場合は大きめの手で長年RAPを使っていたため、FS-24の小さい配置へ変わった影響をかなり感じました。
一番やりにくくなったのは同時押し
PWS FS-24へ変えて、はっきり以前よりやりにくくなったと感じているのが同時押しです。
ボタンが小さくなり、自分にはボタン同士の間隔も狭く感じられるため、複数のボタンへ指を置いて同時に押そうとするとかなり窮屈です。
単押しであれば慣れてくるにつれて対応できるようになりましたが、同時押しについては今でも以前のほうがやりやすかったと感じています。
格ゲーでは複数ボタンを同時に押す操作を使うことも多いため、この違いは思っていた以上に大きなものでした。
追加ボタンに同時押しを割り当てて対応している
現在は、PWS FS-24に追加されているボタンを利用して同時押しへ対応しています。
複数ボタンを直接同時に押すのではなく、
「このボタンを押したら2つのボタンを同時入力する」
という設定を作り、親指などで専用ボタンを押す形です。
この方法にしてからは、無理に狭い位置で複数ボタンを押す必要がなくなりました。
これはFS-24のボタン数が多いことを活かせる部分でもあります。
自分にとっては、小さいボタンによってやりにくくなった操作を、追加ボタンでカバーしている形です。
追加ボタンを実際に使って感じたメリットや割り当てについては、「アケコンの追加ボタンは必要?」で詳しく紹介しています。
慣れてくると、とっさの入力が少し速くなった感覚はある
小さいボタンにして良かった点がまったくないわけではありません。
使い続けて配置に慣れてくると、指を動かす距離が少ないぶん、
とっさの反応入力が少し速くなったかもしれない
と感じることはあります。
ただ、これは自分でも「明確に速くなった」と言い切れるほど大きな違いではありません。
少なくとも、
「24mmボタンへ変えたら一気に操作しやすくなった」
という感覚はありませんでした。
メリットを感じる部分はあるものの、自分の場合は同時押しのしにくさや窮屈さのほうが印象としては強いです。
ボタンサイズ以上に「慣れ」の影響が大きかった
今回アケコンを乗り換えて一番感じたのは、ボタンの大きさそのものよりも慣れの影響が想像以上に大きいことです。
約10年間同じアケコンを使っていたため、
- 指を置く位置
- ボタン同士の距離
- とっさに指を動かす量
- 同時押しするときの手の形
まで、無意識に覚えていました。
新しいアケコンへ変えると、それらをもう一度覚え直す必要があります。
アケコンはレバーやボタンの性能だけでなく、長期間使ったときに自分の手へ馴染むかどうかもかなり重要だと思います。
アケコン・レバーレス・パッドそれぞれの違いや、初心者向けの選び方については、「アケコン・レバーレス・パッドの違い|格ゲー初心者におすすめなのは?」で詳しく紹介しています。
手が大きい人はボタンサイズも確認したほうがいい
自分の経験からすると、手が大きい人はアケコンを購入するときにボタンサイズも確認しておいたほうがいいと思います。
小さいボタンには、
- 指の移動距離を短くできる
- コンパクトな配置にできる
といったメリットがあります。
ただし、そのコンパクトさが自分の手に合うとは限りません。
自分の場合は指の間隔が狭くなり、特に同時押しで窮屈さを感じました。
そのため、
「小さい=速く押せる=優れている」
と単純には考えないほうがいいと思っています。
逆に手が小さめの人なら、24mmボタンのほうが自然に指を置ける可能性もあります。
結局は手の大きさとの相性です。
次に買うならPWS FS-30を試してみたい
PWS FS-24そのものには、ボタンサイズ以外で気に入っている部分がかなりあります。
コンパクトで持ち運びやすく、レバーの着脱もしやすいです。
ケーブルを本体内部へ収納でき、静音性も高いため、夜に使いやすいところも気に入っています。
そのため、
「FS-24が合わなかったからPWSはもう使わない」
とは考えていません。
もし次に買い替えるなら、より大きなボタンを採用しているPWS FS-30を試してみたいと思っています。
PWSシリーズの使い勝手は気に入っているので、自分に合わなかった部分がボタンサイズだけなら、大きいボタンのモデルに変えることで改善する可能性があるからです。
PWS FS-24を実際に使って感じた良い点や気になる点については、「PWS FS-24を使った感想・レビュー」でも詳しく紹介しています。
どんな人なら24mmボタンが合いそう?
自分自身の経験から考えると、24mmのような小さめのボタンは、
- 手が小さめの人
- コンパクトな配置が好きな人
- 指の移動距離をできるだけ短くしたい人
- 最初から小さいボタンで操作を覚える人
なら候補にしやすいと思います。
特に最初から24mmボタンを使う人なら、自分のように以前のボタン配置との違いに悩まされることも少ないかもしれません。
大きめのボタンが合いそうな人
逆に、
- 手が大きい人
- 指を広めに置きたい人
- 同時押しを直接行うことが多い人
- 従来型のアケコンを長年使っている人
- ボタン間隔が詰まっていると窮屈に感じる人
なら、大きめのボタンも比較したほうがいいと思います。
特に自分のように長年同じアケコンを使ってきた場合、単純なボタンサイズ以上に、これまで身についた操作感覚との違いが大きくなる可能性があります。
まとめ:小さいボタンが合うかは手の大きさと慣れ次第
PWS FS-24へ乗り換える前は、
「ボタンが小さければ押しやすくなるかもしれない」
と思っていました。
実際に使ってみると、慣れてからはとっさの入力が少し速くなったように感じることもあります。
ただ、自分の場合はそれ以上に、
ボタン配置の感覚が変わる
同時押しが窮屈になる
反射的な入力で違うボタンを押してしまう
という影響のほうが大きく感じられました。
特に約10年間RAP.V HAYABUSAを使っていたことで、以前のボタン位置や距離を指がかなり覚えていたようです。
そのため、アケコンを選ぶときは、
「小さいボタンのほうが高性能そう」
という理由だけで決めるのではなく、
手の大きさ
指の置き方
同時押しの使い方
これまで使ってきたアケコン
なども含めて考えたほうがいいと思います。
自分の場合、24mmボタンは少し窮屈でした。
だからこそ次は、PWSの便利さを活かしつつ、より大きなボタンを使えるFS-30を試してみたいと思っています。
