FPS向けのゲーミングヘッドセットを選ぶとき、「足音が聞こえやすい」「定位感がいい」「音質がいい」といった部分に目が行きがちです。
もちろん、FPSでは音から敵の位置や行動を判断する場面も多いため、聞き取りやすさは重要です。
ただ、これまで複数のヘッドセットを使い、FPSだけでなくMOBAや格闘ゲームなども長時間遊んできて感じるのは、音だけでなく装着感やケーブルの煩わしさもかなり重要だということです。
どれだけ音が良くても、数時間プレイしただけで耳周りが痛くなったり、ケーブルが邪魔になったりすると、それ自体がストレスになります。
この記事では、これまで使ってきたヘッドセットの経験を交えながら、ゲーミングヘッドセットを選ぶときに見ておきたいポイントを紹介します。
最初は普通のヘッドセットでも困らなかった
最初に使っていたのは、特別なゲーミングモデルではない一般的なヘッドセットでした。
ゲームを始めたばかりの頃は、それでも特に大きな不満はありませんでした。
しかしFPSを長く遊ぶようになるにつれて、
- ゲーム内の音をもう少し聞き取りやすくしたい
- 長時間プレイしても使いやすいものが欲しい
- ボイスチャットも快適に使いたい
といった部分が気になるようになり、本格的なゲーミングヘッドセットを使うようになりました。
ヘッドセットに求めるものは、ゲームを遊ぶ時間が長くなるほど変わってくると思います。
開放型ヘッドセットは長時間使いやすかった
初期に使っていたゲーミングヘッドセットのひとつが、確かSteelSeriesの開放型モデルでした。
かなり昔に使っていたため正確な型番までは覚えていませんが、このヘッドセットで特に印象に残っているのが蒸れにくさです。
密閉型と比べて耳周りに熱がこもりにくく、長時間ゲームをするときにはかなり快適でした。
それでいて、ゲーム内の音もしっかり聞くことができたため、当時はかなり重宝していました。
開放型には外の音が入りやすかったり、音が外へ漏れやすかったりする面もありますが、自宅で周囲を気にせず使える環境であれば、長時間プレイとの相性は良いと感じます。
特に、
「耳周りの蒸れや圧迫感が苦手」
という人は、密閉型だけでなく開放型も候補に入れてみる価値があります。
密閉型は没入感が高い反面、長時間では装着感が気になった
その後使ったのがSteelSeries Siberia V2です。
Siberia V2は密閉型で、ゲーム内の音に集中しやすく、個人的には没入感の高さが印象に残っています。
FPSでも音を聞き取りやすく、周囲の雑音が気になりにくい点はメリットでした。
一方で、長時間装着していると耳周りが痛くなることがありました。
これはLogicool PRO Xを使ったときにも似た印象がありました。
音については不満がなくても、数時間連続でゲームをしていると、
- 耳周りの圧迫
- イヤーパッドの当たり方
- 蒸れ
- 本体の重さ
といった部分が気になってきます。
FPS用ヘッドセットというと音の性能ばかり比較されがちですが、毎日長時間使うのであれば、装着感は音質と同じくらい重要だと思います。
長時間使用したときの締め付けや蒸れ、装着感については、「長時間ゲーム向けヘッドセットの選び方」で詳しく紹介しています。
現在はLogicool G733を使用
現在使っているのはLogicool G733です。
G733を選んだ理由のひとつが、ワイヤレスであることでした。
本体自体も比較的軽く感じ、以前使っていたヘッドセットと比べると装着時の負担も少なく感じています。
ただし、長時間使えばG733でも耳周りが痛くなることはあります。
そのため、
「ワイヤレスにすれば装着感の問題まですべて解決する」
というわけではありません。
それでも、現在の自分にとっては有線よりワイヤレスの方が圧倒的に快適です。
G733を約2〜3年間使って感じた音・装着感・ワイヤレスの快適さについては、「Logicool G733を2〜3年使用レビュー」で詳しく紹介しています。
有線から無線にして一番変わったのは「自由さ」
ワイヤレスヘッドセットを使う前は、
「無線だと音が遅れるのでは?」
といった話を気にすることもありました。
ただ、少なくとも自分がこれまで遊んできた環境では、ゲームプレイに支障を感じるような音の遅延を意識したことはありません。
それ以上に大きかったのが、ケーブルがなくなることによる快適さです。
有線ヘッドセットでは、
- ケーブルが机に引っ掛かる
- 椅子や腕に触れる
- 立ち上がるときに外す必要がある
- ケーブルの存在そのものが気になる
といった小さなストレスがあります。
一つひとつは些細なことですが、毎日のように使っていると意外と気になります。
ワイヤレスなら、ヘッドセットを着けたまま少し席を離れたり、姿勢を変えたりしてもケーブルを気にする必要がありません。
長くゲームをするなら、この**「何も気にせず動ける」快適さ**はかなり大きいです。
ワイヤレスの欠点は充電
もちろん、ワイヤレスにもデメリットはあります。
一番分かりやすいのが充電です。
充電を忘れれば、遊びたいときにバッテリーがないということもあります。
ただ、自分の場合は寝る前など、ゲームをしない時間に充電しているため、それほど大きなデメリットには感じていません。
充電の手間がどうしても嫌なら有線の方が気楽ですが、
多少の充電管理よりもケーブルがない快適さを優先したい
という人にはワイヤレスがかなり向いていると思います。
締め付けが苦手ならゲーミングイヤホンも選択肢
ヘッドセットを長時間使うと耳周りが痛くなる人は、イヤホンを使う方法もあります。
ヘッドバンドやイヤーカップによる締め付けがないため、
「ヘッドセットを何時間も装着するのがつらい」
という人には相性がいいでしょう。
自分も装着感だけを考えれば、イヤホンはかなり快適だと思います。
ただし、PCで有線イヤホンを使う場合には別の問題があります。
製品によってはケーブルが短く、PC本体の位置によっては延長ケーブルが必要になることがあります。
延長するとケーブル全体が長くなり、その分重さや引っ掛かりが気になることもありました。
結局ここでも、個人的にはワイヤレスの方が圧倒的に楽という結論になっています。
ボイスチャットをよく使うなら別マイクもおすすめ
ゲーミングヘッドセットにはマイクが内蔵されている製品が多く、購入してすぐボイスチャットを使えるのは便利です。
ただ、自分がこれまでヘッドセットを使ってきた中では、ヘッドホン部分よりも先にマイク周りが不調になることが何度かありました。
マイクが故障すると、音を聞く機能には問題がなくても、ボイスチャットのためにヘッドセットごと買い替えたくなる場合があります。
そのため、現在はボイスチャットをよく使うなら、ヘッドセットとは別にマイクを用意する方法を強くおすすめします。
別マイクなら、
- マイクだけ交換できる
- ヘッドセットを音や装着感だけで選べる
- 音声品質を上げやすい
といったメリットがあります。
特にDiscordなどで通話する時間が長い人は、ヘッドセット内蔵マイクだけでなく、USBマイクなども選択肢に入れてみるといいでしょう。
開放型と密閉型はどちらがいい?
これまで両方使ってきた経験では、それぞれ向いている人が違います。
開放型が向いている人
- 長時間ゲームをする
- 蒸れにくさを重視したい
- 耳周りの圧迫感が苦手
- 周囲への音漏れをあまり気にしなくていい
密閉型が向いている人
- ゲームへの没入感を重視したい
- 周囲の音をできるだけ遮りたい
- ゲーム内の音に集中したい
自分の場合は、長時間の快適さでは開放型、没入感では密閉型という印象でした。
ただし、同じ密閉型でもイヤーパッドの素材や側圧、本体重量などで装着感はかなり変わります。
「開放型か密閉型か」だけで決めず、実際の装着感も確認したいところです。
FPS用ヘッドセットで確認したいポイント
これまで使ってきた経験から、ヘッドセットを選ぶときは次のポイントを確認しています。
音の聞き取りやすさ
FPSでは敵の足音や銃声などを把握しやすいか。
装着感
耳周りが痛くならないか、側圧が強すぎないか。
蒸れにくさ
長時間プレイするなら特に重要。
重さ
数時間装着したときに首や頭への負担にならないか。
有線・無線
ケーブルの煩わしさをどの程度気にするか。
充電の手間
ワイヤレスの場合、充電管理を許容できるか。
音質だけでなく、実際に何時間も身につけるものとして考えることが大切です。
まとめ|長時間ゲームをするなら快適さも重視したい
これまで、
一般的なヘッドセット
↓
SteelSeriesの開放型ヘッドセット
↓
SteelSeries Siberia V2
↓
Logicool PRO X
↓
現在のLogicool G733
と使ってきました。
開放型の蒸れにくさや、密閉型の没入感など、それぞれに良さがあります。
ただ、FPS、MOBA、格闘ゲームなどさまざまなゲームを長時間遊んできた現在の自分が選ぶなら、ワイヤレスヘッドセットを第一候補にします。
充電する必要はありますが、それ以上にケーブルから解放される快適さが大きいからです。
また、ヘッドセット特有の締め付けが苦手なら、イヤホンを選ぶ方法もあります。
ヘッドセットを選ぶときは「どれが一番音がいいか」だけでなく、
自分が長時間ストレスなく使えるか
まで考えて選んでみてください。
